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認知症予防の食事を心がけよう!

2018年5月7日

日本人の平均寿命が、男性「80.98歳」・女性「87.14歳」と、男女ともに過去最高を記録しています。
過去最高となるのは男性で5年連続・女性で4年連続であり、日本が着々と長寿命化している様子がうかがえますね。
世界的にみてもトップクラスの長寿国であり、男女とも香港(男性:81.32歳、女性:87.34歳)に次ぐ
第2位となっています。

高齢化社会の到来は喜ばしいことですが、同時にさまざまな問題が表面化しています。
とりわけ深刻なのが、認知症高齢者の増加です。

実は、認知症は生活習慣病の側面が多く、予防には「野菜や果物、魚介類を十分にとる」など食事の内容が重要です。
和食は最適な認知症予防食です。脂肪や塩分が少なめで、栄養バランスの良いものをとるようにしましょう。

特に、脳を活性化し、認知機能を改善するといわれEPA(エイコサペンタエン酸)やDHA(ドコサヘキサエン酸)を多く含む魚を食べることがお薦めです。
サンマ、サバ、イワシなどの青魚には、特にEPAやDHAがたくさん含まれています。

DHAは、【脳の発達を促す栄養素】や【頭が良くなる栄養成分】と呼ばれており、乳幼児の脳の発達には欠かせない成分です。
脳内でDHAが十分満たされていると、脳細胞が活性化され、学習能力や記憶力の向上につながります。
また、思考能力や集中力、「ひらめき」といった機能も高まります。
逆にDHAが不足すると、記憶力の低下から物忘れをすることが多くなったり、認知症の発症を早めることにもつながります。

DHAを多く含む食ベ物は、私たちのカラダの健康にとって非常に大切な栄養成分なのですが、体内で作り出すことは出来ないため、食品から摂取するしか方法がありません。
ただし、毎日これらの青魚を食べるのはとても難しいことですね。栄養補助として、DHAの成分を含有したサプリメントを臨機応変に利用するのも一つの方法です。

また、適度な運動も効果的です。週に3回、1回30分以内でも汗ばむ程度の有酸素運動を心がけましょう。